学科紹介
身体機能の回復を図るために治療・援助する理学療法士の育成
理学療法士(Physical Therapist)は、病気やケガなどにより、身体に何らかの障がいがある方や身体機能が低下した方に対して、基本的な動作能力の回復を図るために治療・援助を行う専門職です。治療には大きく2つあり、電気刺激・温熱光線・マッサージなどにより疼痛の緩和や循環の改善、リラクゼーションを行う物理療法と、治療体操・日常生活機能訓練・運動療法などの身体運動を通じて身体の諸機能の改善・維持を図る運動療法がありますが、近年では内科的治療を要する病気の管理やスポーツ整形といった分野にも導入され、理学療法士の役割は年々高まっています。
本学科では“人を支える心を学ぶ”をベースにコミュニケーション能力を育みながら、医学知識や身体の仕組み・運動機能についての基礎的学習から、様々な物理療法・運動療法などの専門知識・技術を体系的に修得していきます。
北リハ理学療法学科の学びのポイント
学生一人ひとりに熱意あふれる指導を行う教師陣
教員全員の胸にあるのは、リハビリテーションの現場でキャリアを積んできた中で得たものすべてを学生に伝えたいという強い思い。担任制、少人数ゼミなど個別で学べる教育体制を整えています。
授業の理解をより深めるためPTセミナーを開催
1年次に単位外のPTセミナーを開催しています。解剖学や生理学、運動学などの授業の入門編として、授業内容をより理解するための初歩的知識を分かりやすく指導していきます。
"人を支える心を学ぶ"ことを重点とした教育内容
EBM(evidence-based-medicine=根拠に基づいた医療)の大切さを学ぶと同時に、各講義にグループ学習を豊富に取り入れ、相手の立場と心を理解し、行動できる理学療法士の養成を目指します。
個別課題で個人の実力アップもサポート
協力してひとつのテーマをまとめ上げる力を身につけるグループ学習に加え、個人の学力に合わせた個別の課題を出し、一人ひとりのさらなる実力アップも効果的に行っていきます。
教員紹介
▼各イラストをクリックするとメッセージをご覧いただけます。
学生の声
グループワークが多く、仲間と勉強も頑張ることができる
先生と学生との距離が近く、授業で分からなかった部分も質問しやすいです。また、グループワークが多く、仲間と切磋琢磨しながら勉強も頑張れています。周りから頼られ、患者様と楽しくリハビリを行える理学療法士になりたいです。
理学療法学科 塩月 柊己さん
(佐伯豊南高等学校出身)
先生は背中を押してくれる頼もしい存在、学生同士で助け合える学生生活。
患者様やご家族の痛みに寄り添い、信頼される理学療法士を目指しています。先生方からは常に背中を押していただき、学生同士でも教え合ったり、意見を交換するなど助け合って学生生活を過ごしています。夢に向かって、私たちと一緒に頑張りましょう!
理学療法学科 金光 加奈子さん
(青豊高等学校出身)
充実のカリキュラム
(令和3年度)
■ 授業風景をのぞいてみよう!
- ■ 理学療法評価学
- 治療するためにはまず検査が必要です。授業では検査の意義や方法を学びます。
- ■ 義肢装具学
- 障害によって適応・種類が異なる義足や装具に関する知識を学びます。
- ■ 運動療法
- 身体機能を高めるための効果的な運動の方法・理論を学びます。
- ■ 内部疾患理学療法
- 生命維持に必要な呼吸・循環機能を学び、理学療法へと展開していきます。
- ■ 物理療法
- 物理的なエネルギーによる生体への反応や機器の操作方法を学びます。
- ■ 脳血管障害理学療法
- 授業や演習を通して障害像をしっかりと把握し、理学療法へと結びつけていきます。
■ 授業科目
基礎分野
- ・心理学
- ・生命倫理学
- ・教育学
- ・人間関係論
- ・臨床医学入門
- ・基礎医療統計
- ・基礎理科
- ・基礎講座
- ・英語
専門基礎分野
- ・解剖学Ⅰ
- ・解剖学Ⅱ
- ・解剖学実習
- ・生理学Ⅰ
- ・生理学Ⅱ
- ・生理学実習
- ・動作分析学Ⅰ
- ・運動学Ⅰ
- ・運動学Ⅱ
- ・体表解剖学Ⅰ
- ・体表解剖学Ⅱ
- ・臨床心理学
- ・病理学概論
- ・機能障害学
- ・整形外科学
- ・内科学
- ・小児科学
- ・神経内科学
- ・脳神経学
- ・精神医学Ⅰ
- ・健康科学
- ・リハビリテーション概論
- ・リハビリテーション演習
- ・リハビリテーション工学
専門分野
- ・理学療法概論
- ・理学療法研究入門
- ・理学療法卒業演習
- ・理学療法管理学
- ・理学療法評価学Ⅰ
- ・理学療法評価学Ⅱ
- ・動作分析学Ⅱ
- ・動作分析学Ⅲ
- ・運動療法Ⅰ
- ・運動療法Ⅱ
- ・物理療法
- ・義肢装具学
- ・整形外科学理学療法Ⅰ
- ・整形外科学理学療法Ⅱ
- ・中枢神経障害理学療法Ⅰ
- ・中枢神経障害理学療法Ⅱ
- ・神経・筋障害理学療法
- ・発達障害理学療法
- ・内部疾患理学療法Ⅰ
- ・内部疾患理学療法Ⅱ
- ・高齢者理学療法学
- ・スポーツ理学療法
- ・日常生活活動Ⅰ
- ・日常生活活動Ⅱ
- ・地域理学療法学
- ・臨床実習
- ・地域理学療法実習
■ 2年次前期時間割モデル(令和元年度)
▼ 下記表は横スクロール出来ます。
時間 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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Ⅰ | 9:00~10:30 | 日常生活活動Ⅰ | 運動療法Ⅰ | 動作学 | 脳血管障害 理学療法Ⅰ | 義肢装具学 |
Ⅱ | 10:40~12:10 | 整形外科学 理学療法Ⅰ | 運動療法Ⅰ | 動作学 | 脳血管障害 理学療法Ⅰ | 義肢装具学 |
Ⅲ | 13:00~14:30 | 物理療法 | PTセミナー | 神経内科学Ⅱ /PTセミナー | 理学療法 評価学Ⅲ | 神経内科学Ⅱ /整形外科学Ⅱ |
Ⅳ | 14:40~16:10 | 物理療法 | PTセミナー | 神経内科学Ⅱ /PTセミナー | 理学療法 評価学Ⅲ | 神経内科学Ⅱ /整形外科学Ⅱ |
Ⅴ | 16:20~17:50 |
※通常、火曜日~土曜日までの週5日制です。終了時間は曜日によって異なります。
ⅡとⅢの間に昼休みが入ります。なお、月曜日に講義等を行うこともあります。
■ 一般教育訓練給付制度の指定講座です。【講座番号:40258-111001-0】
理学療法学科は「一般教育訓練給付制度」の指定講座です。
詳しくは厚生労働省「一般教育訓練給付金について」をご覧ください。